母の日 最終回

母のための日でした。

母の通夜でした。

そして、さきほど終わりました。
施主でしたが無事に進めたのと、これだけ弔問者がお忙しい中来てもらえたこと、お坊さんからの信仰心の強さのエピソードを聞いたとき、昨年年末の最後の2人きりで寺へお墓参りしたのを思い出したから、あれだけ大丈夫に見えたのに…。今の現実を思い知らされたとき、いっきに目頭があつくなり、すぐに、目が湿ってしまいました。
ハンカチでふかないと、どうしようもないぐらいに。
こんな、とまらない状態は初めてだからかえって驚いていた。
心が吹き抜ける想いでした。

そのあと、いろんな方々とお話して、頼りにしたければ、教えてとのみなさまからの言葉で、なんか心があたたかかった。
あきらめずにしっかりやれるように動こうと日々やっていけばきっと…、と希望を感じさせられたから励みになった。嬉しかった。これが今日の一番の収穫だな。
またひとつ、人間として、学べることがあったと感じ取れました。


さて、今日は、葬儀屋さんへ母と一緒に最後の日で泊まっています。
明日、告別式で火葬だから。
最後、そばにいようと思いました。

さっき、テレビで、こんな今日が、母の日であると初めて知りました。
赤いカーネーションは、送れなかったけれど、それに代わって、慕ったみなさまからの感謝と思い出、優しさがやわらかにきっと母に伝わったと思います。

最後の母の日に、一生の思い出が永遠に残りますね。

これ以上、母の日は、きっとないから。